2021.9.22:モジュリフトの記事が鉄鋼新聞に掲載されました
2021.9.22:モジュリフトの記事が鉄鋼新聞に掲載されました。
ワイヤロープ加工販売の中村工業(本社・大阪市大正区、社長・中村哲也氏)が取り扱うモジュラー式吊り天秤の引き合いは、販売・リースともに好調に推移し始めている。
同社は2019年3月に英モジュリフト社と国内総代理店契約を締結。当初まばらだった受注は昨年秋ごろから徐々に増加し、21年1〜9月間の総売上げは前年同期比約5倍となった。また、リースは同11倍。中村社長は「積極的な宣伝活動と、モジュラー式の利便性や証明書が発行できることによる信頼性、短納期対応により、ようやく軌道に乗り始めた」と話す。
モジュラー式吊り天秤は船舶や鉄道車両など重量物の吊り上げに適した吊り具。吊り具部分が組立式となっており、組立パターンは多様だ。棒状の金具部分を連結することで、バランスの取りにくい複雑な構造の鉄鋼材などを適切に持ち上げる。使用後は分解できるため、吊り具自体の運搬が容易。吊り天秤では世界トップシェアを誇る。
日本での引き合い増加の背景には、さまざまな理由が挙げられる。海外での多数導入実績を受け、国内の大型建機メーカーや造船メーカーが注目し始めたことや、鉄道車両の老朽化更新、品質に厳しい自衛隊関連での利用が口コミで緩やかに広がったことなど。現在、同機の納入実績は右肩上がりで、販売25件、リース46件。
「今後もモジュリフト国内唯一の代理店としてPR活動を続け、日本国内での採用増を目指していく」(中村社長)と意気込む。