10月27日:産業新聞に掲載されました!
中村工業 クロスビー社製品拡販
「スライドロック」販売開始
ワイヤロープ加工販売の中村工業(本社=大阪市大正区、中村哲也社長)は、重量物の吊り金具で世界トップシェアの米国クロスビー社(本社=オクラホマ州)のシャックル等金具製品の販売を強化する。今月からは「スライドロック」の日本国内での本格販売を開始しており、将来的には、同社製のシャックル等金具販売で年間1億円の売上げ規模を目指す。
両社は2016年10月にクロスビー社が製造するシャックル等金具の販売に関する国内総代理店契約を締結。本年4月に開設した中村工業の神戸工場(神戸市東灘区)内に、クロスビー社製のシャックルやソケット、リング、アイボルトなどを在庫している。
クロスビー社は従業員数が1500人、世界7カ国に拠点をもつ創業約180年の老舗メーカー。吊り金具の世界的トップブランドとして品質および技術開発に定評があるが、日本国内での知名度はこれまであまり高くなかった。同社では安定した需要が見込める日本市場に本格参入するために、ワイヤロープ専業メーカーとして数多くの顧客や実績を持つ中村工業との業務提携に至った。
中村工業側でも、世界一の品揃えを誇る同社との業務提携により、取り扱い製品の大幅増で売上拡大につなげていくとともに、造船、ゼネコン業界など、これまで未開拓だった新しい市場への参入の機会が増えると見込んでいる。
今月中旬に大阪市内で開催された「大阪勧業展2017」では、中村工業の出展ブースにクロスビー社の東アジア地区の開発&トレーディングマネージャーであるジョン・シャ氏も応援に駆けつけ、同社製の製品PRに奔走した。