10月4日:日本経済新聞に掲載されました!
ワイヤロープ製造能力倍増 中村工業
建設現場などで使うワイヤロープ加工の中村工業(大阪市)は製造能力を2倍にする。約4億円を投じた新工場が2016年末に稼働する。大型設備の新設で製造能力を月刊400㌧に引き上げる。10月に米国のロープ用金具大手と提携し、関連製品の販売が増える。新たな顧客からの加工ニーズに応えるため生産体制を整備する。
神戸市内の新工場の敷地面積は2471平方㍍。高い圧力でワイヤロープを加工できる6千㌧の大型プレス機などを設ける。ワイヤロープは工場や建設現場などで重量物のつり上げに使うが同社のロープは難しい加工に対応し中国など海外勢に比べて競争力が高い。
大型ロープを支える金具の世界大手の米クロスビー(オクラホマ州)と提携した。中村工業は国内で需要が見込めるクロスビーの金具を取り扱い受注拡大につなげる。加工したロープの大半を国内で販売しているが、海外市場も開拓する。
■関連リンク
ワイヤロープ製造能力倍増 中村工業/日本経済新聞