9月2日:日刊工業新聞に掲載されました!
一目(いちもく)さん/中小経営者のつながり話
「東興産業の東孝三社長を語る/先を見据え常にアンテナ」
中村工業社長(大阪市大正区)中村 哲也氏
ワイヤロープの製造を手がけており、電線などの卸売りや金属加工品の製造・販売を扱う東興産業(大阪市西区)の東孝三社長とは公私ともに親しくさせていただいている。ロープと電線。社業は「巻く」という共通項がある。私が43歳で東社長は47歳。22歳のころに社会奉仕団体でご一緒して以降、家族ぐるみの付き合いが続いている。
東社長はデジタルサイネージの看板を取り入れたり、新しいモノ好きで常にアンテナを張っている印象だ。カンボジアから研修生の受け入れをされているが、新興国の人が中小企業で仕事を覚えて自国に戻り、独立を促す狙いがある。先を見据えたプランは参考になる。
経営者としての悩みも、おやじ(会長)に聞くのは照れくさい部分が時にはある。そこで例えば就業規則などで「ここをどうしたら」といった他の社長に聞きにくいことも相談に乗ってもらえる。経営者の先輩だが、前向きで向上心にあふれて情熱がある、私の人生においてもよき先輩だ。
最近はお互い多忙で会う回数は減ったが、電話1本でつながる存在だから心強い。ジョークが好きな方で、思わず突っ込むと「うち(東興産業)が仕入先やぞ!」と返されてしまうのだが…。