Kansai Terrace『町工場「個性派」集う』で、中村工業が日本経済新聞で紹介されました!
2024年(令和6年) 6月25日(火)の日本経済新聞(夕刊)
Kansai Terrace 『町工場「個性派」集う ー 大阪・大正 金属ロープ加工、古文書修復も』で、
中村工業が紹介されました!
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF16BLR0W4A510C2000000/
Kansai Terrace ー街エクスプローラー ものづくり編ー
『町工場「個性派」集う ー 大阪・大正 金属ロープ加工、古文書修復も』
大阪市の南西部に位置し周囲を海と川に 囲まれた大正区は古くからものづくりが盛んだ。かつては豊かな水運を生かし、紡績工場や造船所などが立地したが、今は金属・機 械関係が中心だ。JRなどの大正駅から南西側の同区泉尾には個性的な中小企業が多く、ものづくりの魅力発信にも取り組む。
大正駅から10分ほど歩くと泉尾に入り、商店街の周囲に住宅が立ち並ぶ。大阪市西区の「京セラドーム大阪」の南側から流れる尻無川近くには町工場が多い。
その一つが「産業の命綱」といわれるワイヤロープを加工する中村工業(大阪市)。建設現場や工場といった使う場所に応じて長さや太さなどが変わる。クレーンを使う際に荷物を掛けたり外したりする輪にあたる「玉掛け」の加工などを手がける。従業員は約30人だ。
工場では職人たちが鉄の 棒を使い金属製のロープを 手で編み込んでいく。 玉掛け用の製品をつくるための工程だ。大きなプレス機を 使うこともある。中村哲也社長は「編み込むことで摩擦力が高まり、輪の部分が抜けなくなる。力と技術が必要な仕事」と話す。
1964年に中村社長の父親が大正区内で創業。70 年の大阪万博のパビリオンや米イージス艦でも使われた実績がある。修学旅行や 社会科見学などの受け入れにも協力する。中村社長は「筋骨隆々の社員が働いている姿をみてもらい、評判がいい。現場のはげみにもなっている」という。
(日本経済新聞(夕刊) 2024年6月25日(火)より)