2019.3.12:鉄鋼新聞に掲載されました
重量物用「モジュラー式吊り天秤」
中村工業が販売開始
英社と国内総代理店契約
ワイヤロープ加工販売の中村工業(本社・大阪市大正区、社長・中村哲也氏)はこのほど、重量物吊り天秤メーカーの英モジュリフト社と国内総代理店契約を締結し、11日より本格的に販売を開始した。それに伴い同日、中村工業神戸工場(神戸市東灘区)で記者会見を行なった。
今回の業務提携により、中村工業はモジュリフト社の組立可能で軽量な鉄製のモジュラー式吊り天秤などを取り扱う。そして、中村工業が取り扱う吊り金具と、モジュリフトの吊り天秤の販売で年間2億円の売り上げ増を目指す。
中村社長は「ワイヤロープ、吊り金具などに加え、重量物の吊り天秤を取り扱うことで、建築業界へのさらなる拡販を狙う。重量物吊り上げ製品をトータルで対応する」という。現在、日本語版のカタログを作成中。
モジュリフト社は2002年創業、従業員25人。15カ国以上に代理店を持つ。同社は世界で初めてモジュラー式吊り天秤を開発し、建築現場や造船などで使用する重量物の吊り天秤で世界トップシェアを誇る。
安定した需要が見込める日本市場に本格的に参入するために、ワイヤロープや吊り具の専業メーカーとして数多くのユーザーをもつ中村工業と業務提携に至った。