1月20日:鉄鋼新聞に2件掲載されました!
ワイヤロープ加工の中村工業 神戸に倉庫新設
ワイヤロープ端末加工の業界大手、中村工業(本社・大阪市大正区、社長・中村哲也氏)は神戸市東灘区深江浜町に神戸倉庫を新設する。倉庫機能の拡充が狙い。神戸倉庫は昨秋に土地を購入済みで、年内の竣工を予定。人員2〜3人体制で、切断・加工も手掛ける予定。土地・建屋・機械など投資総額は約4億円。
同社は本社工場(敷地面積約330平方㍍)と第2工場(同941平方㍍、本社に隣接)を持つ。神戸倉庫は所在地が神戸市東灘区深江町で、敷地面積が2471平方㍍。
「預かり品もあり、ロープの在庫は限界に近い状態になっている。このため倉庫機能の拡充が足元の大きな課題だ。機会損失を避けるため、深江浜に神戸倉庫を新設するが、これでスペース問題は一気に解消した」(中村社長)。
本社と深江浜とは高速を使えば車で約30分と交通至便であり、深江浜の工業用地は大正区に比べて安価との利点もある。
神戸倉庫が竣工すれば、在庫回転期間の長いロープは神戸倉庫に移す方針。建屋増設の余地もあり、その活用は今後検討する。
神戸倉庫は岸壁横の角地に位置するため、前面道路(4㍍×110㍍)は占用料を支払えば占有が可能。とりわけ長尺ロープの場合、床尺が可能となり効率化が図れるという。
遊歩道/テレビ出演
中村工業の中村哲也社長は「1月23日放送予定のテレビ朝日系列『世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団』に当社が登場する。嬉しいことにテレビで紹介されるのはこの3年間で約20本になる。しかも今回は、ゴールデンタイムで、高い宣伝効果が見込まれる」と話す。
同社はワイヤロープ端末加工の業界大手。同日放送分のテーマは「巨大船&特急」。巨大船の中のコーナーに同社社員らが登場する。前進を駆使し、太径ワイヤロープを編み込む様子が流れる予定。「これまでのテレビ出演によって知名度が向上しているのを感じる。例えば地方に行った時、弊社のことを知っている人がいて驚いたり、お客さんに喜んでいただいたり。テレビ出演はいいことばかりだ」。
テレビ出演を機に、他媒体からの取材依頼も増えている。中村社長は「ワイヤロープはマスコミがあまり取り上げない業界。当社だけでなく、業界全体のPRになればと思い、取材を受けている」という。