5月8日:産業新聞に掲載されました!
50周年記念史発刊
ロープ加工、常に先端
ワイヤロープ加工・販売の中村工業(本社=大阪市大正区、中村哲也社長)は、創業50周年を記念して、「中村工業50年史 ワイヤロープ加工に人生を捧げた男の物語り」=写真=を発刊した。社史はA5判全164㌻で、随所に思い出の写真やアメコミ風のイラストを盛り込みながら、同社の歴史を読み物的につづっている。
同社は、1964年、創業者の中村和郎会長が21歳の時に大阪市内で独立開業。以後、業容を拡大し、業界に先駆けてロック加工設備を導入するなど、ロープ加工の先駆者として、技術の進展に貢献。太径ロープ加工で国内トップクラスの加工能力を持つ。
本編は全7章で構成。中村会長の生い立ちと10代の修行時代0から個人として独立開業、会社設立、生産体制の拡張、東京製綱との取引会社および業界最大級のプレス機導入、長男である現社長に事業を継承するとともに、ロープ組合の会長就−−などについて読みやすく記述されている。
「産業の命綱」であるワイヤロープの加工トップ企業として、高品質製品や新機能製品を排出する一方、ゆるキャラブーム以前から企業マスコットの「ロープくん」を誕生させるなど、若いエネルギーで会社と業界の近代化に率先して取り組む同社。最近では、社員の加工技能士としての高い技能や、地元の大阪市大正区のイケメン「ゲンバ男子」として注目されるなど、各種メディアでも紹介されることが急増している。中村社長は、「これからは次の世代が会社をけん引していく番。未来に向けて、社員一丸となって切磋琢磨を続け、さらなる成長を遂げていく」としている。