【モジュリフト・海外事例】モジュリフトの吊り天秤が、第二次世界大戦終盤に使用されたダグラスDC-6軍用機の移設に使用されました。

モジュリフト モジュラー式吊り天秤 中村工業 使用事例
この歴史的飛行機は、輸送専門会社カイリーズ・トランスポートによって、コベントリーから南ウェールズへ移送され、現在はイギリス・サウスウェールズ航空博物館に展示されています。
モジュリフトの吊り天秤製品は、持ち上げ作業に欠かせない装備です。今回、MOD12は4メートルスパンで使用され、航空機の正しい吊りポイントに沿って胴体を持ち上げることができました」と、カイリーズ・トランスポートのカイル・ハウリハン社長は述べています。
今回の作業では、操縦席部分と胴体と呼ばれる主体を運搬する必要がありました。この飛行機は全長11メートル、幅2.3メートル、高さ3.6メートルでした。
このDC-6は、第二次世界大戦末期に軍用機として製造されたものと推測されます。ダグラス・エアクラフト社によって1946年から1958年にかけて製造された後、戦後に改造され民間航空機として使用されました。この胴体は、静態保存されている航空機のコレクションに加えられ、将来的には全長復元される可能性があります。
持ち上げを容易にするため、MOD12モジュラー式吊り天秤は、DAF XFトラックに搭載されたPM65トラックローダークレーンと一緒に使用されました。スリングとシャックルがビームに取り付けられ、4,000kgの重量を持つ航空機を安全に持ち上げることができました。
モジュリフトは、吊り天秤製品の世界的なリーダーとして認められています。MODモジュラー式吊り天秤は、モジュリフトの製品ラインナップの中核をなすものです。この多用途な基本ユニットは、シャックル不要のTrunnion、CMOD、TriMODに簡単に組み替えることができます。MODモジュラー式吊り天秤は、6トンから2000トンまでの容量があり、スパンは0.4メートルから36メートルまで対応可能です。
「MODモジュラー式吊り天秤は軽量で組み立てやすく、保管時のフットプリントも小さくなっています。部品は相互交換可能で、さまざまな吊り上げ作業に再利用できるため、建設、吊り具・貨物、輸送・物流などさまざまな業界で貴重な資産となっています」とハウリハン氏は続けます。
モジュリフトのサラ・スパイヴィー社長は、「モジュリフトのモジュラー式吊り天秤は比類のない汎用性を持っており、さまざまな吊り上げニーズに理想的に対応します。各MODモジュラー式吊り天秤は、エンドユニット、ドロップリンク、ストラットで構成されており、0.4メートルから36メートルまでのスパンを実現するために構成することができ、幅広いプロジェクトのニーズに対応できます。モジュリフトの吊り天秤が、この歴史的航空機部品の安全かつ効率的な移設に貢献できたことを嬉しく思います」と述べています。
(英・モジュリフト社)

●吊り天秤のお問い合わせは
モジュリフト日本代理店 中村工業株式会社
担当:春田
Email:i@rope.jp
TEL.06-6551-3390

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