【4/12更新】4月1日:ウルトラロープ試験まとめ
環境に優しく、錆に強い「ウルトラロープ」
2013年9月9日に開始した食塩水浸水実験から約2年半が経過したので、ペットボトルからロープを取り出して状態を確認しました。
①浸水試験(塩水)
【試験方法】
ワイヤロープを食塩水※入りのペットボトルに入れ、ロープを半分だけ漬けた状態にし、1日に1度ペットボトルを回してワイヤロープ全体を湿らせる。
最初の1年間はペットボトルを回し、以降は放置状態。
※水道水に食塩3.5%を混ぜた食塩水(海水と同等の塩分濃度)
写真上から順に
・A社 6×24 G/O(塗油量2%)
・A社 6×24 GT/O(塗油量3%:水産用ロープ)
・N社 6×24 GT/O(塗油量3%:水産用ロープ)
・N社 6×24 G/O(塗油量2%)
・ウルトラロープ(塗油量1%)
ロープ真ん中から右側(ビニールテープ側)が塩水に浸けていた部分で、左側は塩水から出ていた部分。
②屋外暴露試験(塩水噴霧)
【試験方法】
ワイヤロープを屋外に暴露させ、1日に1度食塩水※を噴霧。
※水道水に食塩3.5%を混ぜた食塩水(海水と同等の塩分濃度)
写真上から順に
・N社 6×24 GT/O(塗油量3%:水産用ロープ)
・A社 6×24 GT/O(塗油量3%:水産用ロープ)
・A社 6×24 G/O(塗油量2%)
・ウルトラロープ(塗油量1%)
(ロープの右側、ビニールテープ横の錆びは荷札針金のもらいさびです)
■実験結果まとめ
ペットボトルでの浸水試験では、ロープを塩水に浸けた部分と外に出ていた部分に大きな違いは見られない。
屋外にロープを暴露させて塩水を噴霧した実験では、浸水試験よりも圧倒的に早く錆びた(暴露試験/1ヶ月経過参照)。
この結果から、塩水の中よりも、屋外で塩水の雰囲気中にあるもののほうが圧倒的(※)に早く錆びることがわかった。
※目視観察では10倍以上の差
いずれの実験もウルトラロープに大きな錆びは見られず、油の塗油量を一般ロープよりも薄く(塗油量:1/2)したウルトラロープ(亜鉛−アルミ合金めっき)のほうが従来のめっき製品よりも、環境に優しく、錆に強い=長寿命であることが実証されました。
さびに強くて環境に優しい「ウルトラロープ」は弊社スタッフまで、お気軽にお問い合わせ下さい。
ロープサンプルやパンフレットも用意しています。
フリーダイヤル:0120-0000-62(フリーダイヤル・ロープ)
Eメール:i@rope.jp
■関連リンク
ワイヤロープ暴露試験/2013年9月9日(初日)
ワイヤロープ暴露試験/2013年9月12日(4日目)
ワイヤロープ暴露試験/2013年9月20日(12日目)
ワイヤロープ暴露試験/2013年10月4日(26日目)
ワイヤロープ暴露試験/1ヶ月経過
10月9日:ワイヤロープ暴露試験2(初日)
10月28日:ワイヤロープ暴露試験2(20日目)
12月19日:ワイヤロープ暴露試験100日目
3月11日:ワイヤロープ暴露試験半年経過(暴露試験2は5ヶ月経過)
9月10日:ワイヤロープ暴露試験1年経過!