「ロングスプライスとショートスプライスの違いについて」の回答
Q:巻網の環ワイヤーで12φと14φをつなぎたいのですが、ロングスプライスではなくショートスプライスだと危険でしょうか?
A:巻網の環ワイヤーがどういうものかよく分かりませんが、「ロングスプライス」と「ショートスプライス」について説明します。
ショートスプライス
ロングスプライスに比べて継ぎ代が短く、加工時間も大幅に短縮出来るという利点があるが、継なぎ部分のロープ径が元のロープに比べて太くなるために、ドラムなどに巻き込むときに重ね巻きになって巻き崩れが生じ、また、シーブなどを通過する場合は損傷が早く起こり、動索として使用するのは好ましくないが、静索として使用するのには差し支えない。
ロングスプライス
ショートスプライスに比べて継なぎ部分の径が元のロープとほぼ同等の太さになるので、動索例えばスキーリフトや索道用ロープの接続に用いられ、その効率はほぼ90%以上で、入念に加工すれば95%以上が期待できる。
(ロープ加工技能士必携より抜粋)
12mmと14mmをつなぐ加工ですが、ロングスプライス、ショートスプライスともに加工可能です。