モジュリフトの角天秤による象徴的な馬の像の吊り上げ
アイルランドのレンタル企業、O’Carroll Haulage and Crane Hire社は、2体の有名なブロンズ像の吊り上げにモジュリフトの角天秤を使用しました。アイルランドのキルデア州にある、カラ競馬場で建設プロジェクトが実施されている間、像は仮置き場に置かれました。
アイルランドのリムリック州に拠点のあるO’Carroll社は、モジュリフトのCMOD角天秤と、連結式車両に接続された100t Palfinger PK 100002 Performanceローダークレーンのフックの下につなぐ吊り具を使用しました。
それらの像は、一度に一体ずつで両方吊り上げられ、荷台に載せて固定され、およそ500m離れた現場の保管場所へ、一緒に運ばれました。
吊り上げ場所とそのトレーラーのための道は、現場への吊り上げチームの到着に先立って準備されました 。
本業務の主な契約者、John Sisk & Son Limited社は、O’Carroll社に、それぞれ重量が6.7t 及び 4.5tのそれらの像を取り除く作業の課題を提示していました。像は競馬場にとって歴史的に高い重要性があるとみなされており、像を保護しながら、業務の期間内に終えることが求められました。
大きい方の像、ジョッキーが乗っている方は、伝説の競走馬、「ヴィンテージクロップ」で、イギリスで生まれアイルランドで調教されたサラブレッドの競走馬です。オーストラリアのプレミアレース、メルボルンカップで、初の海外からの出走馬としての勝利で有名です。軽い方の像は、「ニジンスキー」、カナダ生まれのアイルランドで調教されたサラブレッドの競走馬です。両方の像は、まだついていたコンクリートの土台を取り除かなければなりませんでした。
O’Carroll Haulage社の取締役、Maurice O’Carroll氏によると、
「コンクリートの土台ごと掘り、スリングを巻くしか方法がありませんでした。;吊り上げ箇所が無かったからです。4本の3tスリングは、12tの使用荷重にちょうど良く、角天秤を一緒に使うことで、安定した効率的な吊り上げを作り出すことができました。」
「その吊り上げは、完璧に行われました。CMODは、過去に採用したことがあるからです。CMOD角天秤は、見事な発明です。」
クレーンと吊り具は、O’Carroll社の在庫から調達されましたが、モジュリフトの角天秤は、同社のパートナーであるアイルランドのモジュリフト代理店Irlequip社から提供されました。今回のプロジェクトでは、CMOD 12が使用されましたが、製品はCMOD 6からCMOD 110まであり、使用荷重は300tまでです。CMODは、「吊り天秤1台の下に2台を吊るす吊り方」より、吊り具全体の高さが抑えられるため、通常、高さに制限のある吊り上げに使用されます。
その像は、新しい開発でリニューアルされる競馬場のパドックから吊り上げられました。
新しいパドックでは、より多くの観客が興奮を分け合い、レースを盛り上げるでしょう。新しいカラ競馬場は、世界中のどこにも引けをとらないレベルの、世界クラスの施設の創設が見込まれています。再開発の最大の目玉は、五つ星の企業の施設を含む新しい特別観覧席です。
ローダークレーンやLiebherr社 Grove社の移動式クレーンは、主に建設現場や公共事業業界でよく使用されていますが、O’Carroll氏が言うには、「カラ競馬場のプロジェクトは、企業の精神である、「何でも、いつでも、どこでも」の代表例となりました。売り上げは上向いていますが、今回のような多様な使用は、我々の吊り具における革新への意欲を、更にかきたてるものです。」
●モジュラー式吊り天秤のお問い合わせ
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