「斜めつりの計算方法について」の回答

Q:A種の玉掛けワイヤーで重いものをつりたいのですが、 吊りたいものを水平でなく2本のワイヤーの長さを変え斜めに吊りたいのですが、 斜めにするとワイヤーの長い(下)方が荷重か多くかかると思いますが、計算方法などはどのようにすればよろしいのでしょうか?
A:斜めにしてつりたいとのことですが、このようなつり方は大変危険ですので、推奨できません。荷は必ず水平にし、荷の重心位置を見極め、その真上にフックがくるようにしてください。
下図のような片荷つり(重心の片寄ったもの)をしなければいけない場合は、左右のロープにかかる荷重が異なるため、十分注意をする必要があります。
片荷つりの玉掛索必要強度の求め方は次のとおりです。
荷重:W
ききロープ角度:α
そえロープ角度:β
張力増加係数:k
2本2点つりの計算式
(図:クリックで拡大)
katanitsuri.jpg
katanitsuri2.jpg
4本4点つりの場合は、2本2点つり計算式の回答÷1.5倍です。
張力増加係数はこちらを参照してください。
片荷つりの玉掛索強度計算については、エクセルで簡単に計算できるものをメルマガへ登録していただいた方に限ってダウンロードできるように致します。(近日中公開)

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