カナダのプレハブ住居企業が モジュリフトのモジュラー式吊り天秤を使うのに説得は不要

より効率がよく費用対効果の高い新しい建築手法では、大きなプレハブ建築部品を現場で吊り上げる為に、モジュリフトのような吊り上げの専門家に依存することが増え ています。ティルトアップ工法は、その手法の一つです。

それは、鉄筋コンクリートパネルを現場や工場で製造し、吊上げ、所定の位置に構築する建築手法です。これらのパネルは耐荷重性構造用部品となり、側柱が不要です。

その為、カナダの企業、Tilt Wall Ontario社が、高級なMuskoka ベイリゾートの新しいマンション建築の契約を獲得した時、同社はモジュリフトの現地代理店、Equipment Corps社と、2台の新しいモジュラー式吊り天秤について交渉を始めました。

そのティルトアップ工法専門家の建設企業は、通常クレーン会社から提供される基本的な吊り天秤に依存していましたが、最近の業務でモジュリフトの吊り天秤に出会い、その多用途性に感銘を受けました。プレハブ住居企業として、モジュラー式製品のメリットについて納得して頂くのに説得は不要でした!

マスコ―カベイリゾートはトロントの北、グレーブンハーストに位置し、18ホールチャンピオンシップゴルフコースで有名です。人気がある為、より豪華なホテルが必要だということで、この5階建ての複合マンションには、屋上へ上がる為の、壁で囲われた6階建ての階段が3か所ついています。その建物は全体で381枚のプレキャストティルトアップコンクリートパネルで建設されました。パネルの幅は1.5mから18mを超えるものまでで、重さは1tから58tです。

Tilt Wall Ontario社は、モジュリフトの吊り天秤の再度の使用を熱望していました。その為、同社のプロジェクトマネージャー、Ken VanCasteren氏はクレーン会社に提供を依頼するより、MOD50とMOD110を提供するEquipment Corps社に直接コンタクトを取りました。それらの吊り天秤は、スリングや吊り具の負荷を均等に分配し、適切な角度を保つ為に使用されました。

Ken VanCasteren氏が言うには、「我々は2台の異なるサイズの吊り天秤を使用しました。吊り上げの際に、天秤の長さは調節しませんでした。その代わりに異なるサイ ズの天秤を用いて吊り上げの際の調整に素早く対応しました。MOD 110からは負荷の分配のために8点で吊り、MOD50では4点の吊り上げ箇所を設けました。」

このプロジェクトには、 Leibherr 社のLG1750ラチスブームクレーンが使用されました。数枚のコンクリートパネルはLG1750クレーンで最終的な設置を行う為、350tクレーンでその近くまで移動させました。

LG 1750クレーンは、パネルを注意深く所定の高さまで水平に吊り上げ、吊り天秤に着けたスナッチ滑車を通してワイヤロープリンクをスライドさせることにより、パネルを立てて設置しました。モジュリフトの吊り天秤は、こういった使用に特に安定性と信頼性をもつように設計されており、スナッチ滑車とも互換性があります。そしてThe Tilt Wall Ontario社が、構造物の接続が完了するまでパネルを固定しました。

Ken VanCasterenは以下のように続けました。
「Equipment Corps社と共に本プロジェクトに取り組むことができたのは、喜ばしい事でした。重量物吊り上げで課題や懸念が発生する際、Equipment Corps社は対応が早く、適切な使用荷重で吊り上げが行われるよう、
全ての計算を見直しました。モジュリフトの吊り天秤は多用途性があるので、必要な天秤を簡単に入手することができます。プロジェクト期間を通して、吊り天秤は簡単に組み立てられ、利用者にとって扱いが容易でした。」
建築・石油から鉱業・鉄鋼業まで、カナダオンタリオ州のEquipment Corps社は北アメリカ各地で多くの業界に吊り具を提供しています。- 30年以上に亘って建築業界の用具や組み立て機具の大手プロバイダーとしての地位を確立しています。また、2016年以来、モジュリフトの代理店として活躍しています。

Equipment Corps社の国内営業・事業開発マネージャーのLuke Habza氏によると、
「Ken VanCasteren氏と業務に取り組むのは嬉しい事でした。建築が始まった後でも、顧客と直接やり取りを行うことで、吊り上げの計算によるサポートを続けることができました。弊社では、技術的な専門知識を進んで提供しました。なぜなら、我々はただ吊り具を提供するだけでなく、それらの使い方を熟知しているからです。モジュリフトの吊り天秤は、その真価を理解する企業に売り込まれており、弊社では、喜んでこのプロジェクトでの使用をお勧めしました。」

Modulift社の技術マネージャー、Harshal Kulkarni氏が言うには、
「高レベルで安全基準に従っている弊社の製品の多用途性は、吊り上げに必要な使用荷重を満たすだけにとどまりません。モジュリフト製品は、建築が完了するまで、このようなプロジェクトにとって最重要である吊り荷の吊り上げ時間の長さに十分対応できる製品です。」

●モジュラー式吊り天秤のお問い合わせ
モジュリフト日本代理店
中村工業株式会社
担当:春田
Email:i@rope.jp
TEL.06-6551-3390
FAX.06-6551-3396

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